旅行者必見!!
北海道のおすすめ観光スポット図鑑
- 道東エリアのおすすめ観光スポット -
道東は、野生動物が豊富に暮らす雄大な湿原や美しい湖の数々など、北海道の中でも特に大自然を感じるスポットが多く存在します。冬の寒さは厳しいですが、その分夏は涼しくて過ごしやすい日が多いため、本州の灼熱の暑さに辟易された方は、道東の美しい自然に癒されに来るのが良いかもしれません。
このページでは、実際に筆者が訪れた道東エリアの数々のおすすめ観光スポットを紹介していきます。
オンネトー
山々に囲まれた大自然の中にある神秘的な湖です。水の透明度が非常に高く、周囲の原生林とも相まって、美しい雰囲気を醸し出しています。季節や天候によって湖の色が変化することから、五色沼とも呼ばれているそうです。また、湖の奥には阿寒富士と日本百名山の雌阿寒岳がそびえ立っており、湖畔は絶好のフォトスポットにもなっています。
愛冠岬
市街地南の厚岸大橋を渡った先にある見晴らしの良い岬です。1枚目の写真に写っている小さな島は「大黒島」という島で、海鳥の繁殖地として有名な場所だそうです。また、岬の周辺を散歩していた際に、野生の鹿の群れと遭遇しました。人慣れしているのか、こちらが結構近づいても草をむしゃむしゃと食べているのんきな鹿たちでした。
厚岸味覚ターミナル・コンキリエ
JR厚岸駅のすぐ近くにある道の駅です。高台の上にあるため景色が良く、厚岸の港町と海がよく見えます。建物の中の魚介売り場では、厚岸の名産品であるカキが販売されており、買ったカキは隣のレストランで炭火焼にして食べることができます。その他にも、厚岸湾や厚岸湖に生息する魚が鑑賞できる小さな水族館がありました。
能取岬
網走の市街地から北上した所にある広々とした岬です。周囲には遮るものが何もなく、辺り一面に広がるオホーツク海を見渡すことができます。筆者が訪れたのは夏でしたが、冬に訪れればオホーツク海に浮かぶ流氷の大地を一望することもでき、流氷の絶景スポットとしても知られている場所です。
博物館 網走監獄
かつて実際に監獄として使用されていた場所を見学することができる有名な博物館です。館内は結構広く、北海道開拓の歴史や受刑者がどのような生活をしていたのかなど、様々な資料が展示してありました。ここには、この魔境を4回も脱獄した伝説の囚人がいたため、網走監獄は「脱獄王」生誕の地でもあります (彼の脱獄方法に関する資料も置いてあります) 。
流氷硝子館
きれいなガラス製品が多数販売されているガラス工房です。製品の一つ一つが手作りであるため、同じ商品でも光の当たり方や見る角度によって色合いが異なり、お気に入りの一品と出会えます。また、筆者が訪れた時はやっていませんでしたが、ガラス細工の製作体験をすることも可能です。2枚目の写真は、流氷硝子館の隣にある「炉ばた 燈」というお店でいただいたホタテ釜飯です。肉厚なホタテと熱々の釜飯が最高にマッチしていました。
道の駅遠軽 森のオホーツク
遠軽町南の高台の上にある道の駅です。フードエリアには数々の屋台が並んでいたほか、足湯やスキー場も併設されており、かなり見どころのある場所でした。上の写真は、遠軽で採掘される黒曜石にちなんだ「ジオカレー」なる食べ物であり、味は普通のカレーでしたが食べると口の中が真っ黒に染まります。
メルヘンの丘
女満別の道の駅から北上したところにあるビュースポットです。道路脇に広がる畑の上にカラマツの木が並んで生えており、四季に応じて全く異なる田園風景を見ることができるのが特徴的です。周囲には何もないため、少し場所がわかりづらいかもしれませんが、1枚目の写真の看板が目印です。
十勝が丘公園・十勝が丘展望台
十勝が丘公園は、雄大な十勝平野の中にある自然豊かな公園です。色鮮やかな花々で飾られた「ハナック」という名前の大きな花時計があり、公園のシンボルにもなっています。十勝が丘展望台は、公園のすぐ近くにある眺めの良い展望台です。十勝川温泉街、緑一面の平野とその中を流れる十勝川を一度に見ることができます。
愛国駅・六花亭 帯広本店・カレーショップ インデアン
愛国駅は「愛の国から幸福へ」のキャッチフレーズで1970年代に有名になった駅だそうで、上の写真奥に写っているのは、かつて使用されていた蒸気機関車です。次に、北海道のお土産として人気なお菓子店「六花亭」ですが、その本店が帯広市内にあります。本店の2階には、六花亭のお菓子を味わいながらお茶をすることのできる喫茶室があり、心安らぐ空間となっていました。カレーショップ インデアンは、こだわり抜いた独自のインデアンカレーを提供しているお店です。帯広市内に複数の店舗があり、帯広市民のソウルフードとなっています。
タウシュベツ川橋梁
糠平湖のほとりに架かるコンクリート製のアーチ橋であり、かつてはその上を旧国鉄が走っていました。芸術的な形状をした橋と背後にある湖・山々が幻想的な風景を創り出していることに加え、周辺環境の静けさが心に安らぎを与えてくれます。老朽化による崩落の恐れがあるため、なるべく早めに見ておきたいスポットです。
※ 見学には事前予約が必須です。以下のサイトより予約することができます。
ナイタイテラス
上士幌町の北西部は高原となっており、そこにはとてつもない大きさの牧草地が広がっています。ナイタイテラスはその頂上付近に位置しており、圧倒的な大パノラマを目の前に、ソフトクリームを味わうといった優雅なひと時を過ごすことが可能です。また、テラスまでの道中では、放牧されているのんきな牛たちをかなり間近で見ることができます。
三国峠
国道273号の道中に位置する峠であり、北海道の国道の中で最も高い場所に位置しています。辺り一面に広がる樹海とその上に架かっている松見大橋が織りなす風景が大変美しく、ぜひ写真に収めておきたいです。さらに、夏は深緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、季節によって様々な色合いが楽しめる点も魅力的です。
神の子池
道道1115号道路脇の森の中へ入ったところにある神秘的な池です。1枚目の写真を見ていただければわかると思いますが、水があり得ないくらい透き通っており、周囲の静かな雰囲気や澄んだ空気とも相まって心が浄化されるスポットです。池のほとりに目を向けると、こちらをじっと見つめる鹿の親子がいました。
阿寒湖・阿寒湖アイヌコタン
釧路北部にある大きな湖です。特別天然記念物のマリモで有名な場所であり、湖の奥底に生息しています。そのため、周辺のグッズショップでは、ビンに入れられたマリモが大量に販売されていました。湖畔から内陸のほうへ少し移動すると、アイヌ民族の集落「阿寒湖アイヌコタン」があります。アイヌ独特の雰囲気を持つお土産物屋が建ち並んでおり、風情を感じられる場所でした。
釧路湿原国立公園
釧路と言ったらやはり釧路湿原です。展望台から見渡しても、一体どこまで続いているのかわからない程にとてつもなく広く、北海道の大自然を目一杯感じることができる場所でした。湿原の中には多種多様な野生動物・植物の生態系が築かれており、特別天然記念物のタンチョウも1年を通して見ることができます。
市街地 (幣舞橋・幣舞公園)
市内を流れる釧路川には「幣舞橋」という橋が架かっており、眺めを楽しむことができるスポットとなっています。1枚目の写真は夜に散歩した時のものですが、なんとも幻想的な風景が広がっています。橋を渡った先には幣舞公園の花時計のオブジェがあり、こちらも釧路市のランドマークとなっているようです。
サロマ湖
オホーツク海すれすれにある海水と淡水が入り混じった湖 (汽水湖) であり、その大きさは、滋賀県の琵琶湖、茨城県の霞ケ浦に次ぐ日本第3位を誇ります。湖の南側にはサロマ湖展望台があり、そこから見る湖と夕陽がとてもきれいでした。サロマ湖では海産物の養殖も盛んに行われており、展望台近くの直売店でそれらを買うことができます (2枚目の写真は、そこで買ったサロマ湖のホタテバーガーです) 。
標津サーモン科学館
サケに特化した水族館であり、サケ科魚類の展示種類数は日本一を誇ります。大水槽から小水槽に至るまで、標津の海に暮らす数多くの魚を見ることができるのはもちろんのこと、迫力満点なイトウのエサやり・ドクターフィッシュ体験・チョウザメの指パク体験コーナーなど、魚たちとのふれあいも非常に充実しています。
硫黄山
別名「アトサヌプリ」とも呼ばれる火山です。かつては硫黄の採掘が盛んに行われていたらしく、弟子屈の発展に貢献してきた山でもあります。今でも山のあちこちから凄まじい量の噴煙が噴き出しており、近くで見ると迫力満点です。ちなみに、日本で最も噴気孔に近づける場所となっています。
川湯温泉街
上で紹介した硫黄山を源泉に持つ温泉地です。弟子屈町まで観光しに訪れた際は、ここに宿泊してゆっくりしていくのがよいでしょう。温泉街には気軽に浸かれる足湯もあるほか、西部にあるビジターセンターでは、阿寒摩周国立公園の動植物や川湯温泉の成り立ちに関する展示を見ることができます。
屈斜路湖
日本最大のカルデラ湖であり、周囲の長さは57kmにも及びます。これだけの大きさを持つにもかかわらず、毎年2月頃になると湖全体が凍結することもあるそうです。周辺には温泉もあるため、湖をゆったりと眺めながらくつろいでみるのも良いかもしれません。
摩周湖
「霧の摩周湖」の異名で有名な湖で、特に6月から7月にかけて霧が多く発生するそうです。また、水が美しく透き通っていることも特徴的で、世界で2番目の透明度を誇る湖となっています。おすすめなのは摩周湖第一展望台で、湖を隅々まで見渡せるほか、2022年には湖と満天の星空を眺めることができる「摩周湖カムイテラス」もリニューアルオープンしました。
納沙布岬
根室市の最先端に位置する岬です。本土最東端の地ともなっており、日本で一番早く朝陽を迎えることができます。2枚目の写真に写っている複数の小島は、北方領土の一つ「歯舞群島」であり、岬の資料館にある望遠鏡からは、島の建造物まではっきりと捉えることが可能です。一日でも早く、ロシアから北方領土を取り返せる日が来ることを願っています。
風蓮湖
根室の市街地へ向かう途中にある巨大な湖です。白鳥の飛来地として有名なスポットであり、毎年11月中旬をピークに大量の白鳥を観察することができます。筆者が訪れたのは10月中旬と少し早い時期ではありましたが、ビジターセンターとなっている「道の駅 スワン44ねむろ」から二羽の白鳥を観測できたほか、国道沿いからも数羽確認することができました。
琵琶瀬展望台
道道123号別海厚岸線の道中にある見晴らしの良い展望台です。まず、内陸側には広大な霧多布湿原が広がっており、鷲などの野鳥が大空を優雅に飛行する姿を観察することができます。そして、海側に目を向けると、どこまでも広がる太平洋を一望することが可能です。360度どこを見渡しても、絶景が楽しめるスポットです。
龍宮台展望公園
上で紹介したサロマ湖の1枚目の写真に、水面に浮かぶ細長い陸地が写っているかと思いますが、その上は人が立ち入ることが可能な道路となっており、龍宮台展望公園もそこにあります。オホーツク海 (北側) とサロマ湖 (南側) が間近に迫っている特異な場所であり、展望台の上からは360度の景色を楽しむことができます。